【ユニリーバ・ジャパン カスタマーディベロップメント(CD) 新卒採用 22卒 春 選考情報】
更新日:
企業名 : ユニリーバ・ジャパン
受験時期 : 2021年3月上旬〜4月下旬
受験コース : カスタマーディベロップメント(CD)
選考情報
選考 : 春採用
選考フロー : ES→webテスト→web面接→インターン→最終面接
内定者数 : 10数名?(詳細不明)
エントリーシート
質問項目 : なぜ応募された部署を希望されたのですか?5年後のキャリアイメージも含めてご回答ください。(400字以内)
評価ポイント : 回答自由との表記もあり、ES単体での評価はない為、通過も落選もない。ESに沿った質問などは選考を通じて一度もなかったが、インターンなどで会う社員の方が目を通している可能性は十分にある為、しっかり回答しておくに越したことはない。
結果連絡の時期 : 選考ではない為、特に連絡はなし。
筆記試験
種類 : web形式のゲーム選考(Pymetricsのゲーム選考を3種類)
内容 : 四則演算の組み合わせ作成、記憶と反応速度が試されるようなもの、指定されたスタートとゴールを繋ぐパズル
対策方法/対策期間 : 対策できるものではないが、事前に練習もできる為焦ることはない。
結果連絡の時期 : 10分程するとメールで通過の連絡があり、同時にweb面接の案内が届く。
面接
選考時期 : web面接の案内を受けっとてから、1週間以内程度に好きなタイミングで
形式 : webの録画形式(詳細は忘れたが、少なくとも1度は撮り直しができた)
面接官の人数 : なし
面接官 : なし
時間 : 計1時間程(軽いケースワーク3題+資料読み込み型ケースワーク1題)
*記憶がやや曖昧だが、前半ケース3題は3分で考えて1分で答えるor5分で考えて3分で答える。資料有りのケースは、10分で考え5分で答える。の様な時間配分
評価ポイント : 論理的思考力とユニリーバへのカルチャーフィットの大きく2点だと予想される。
質問内容
軽いケース
この様なトラブルがおきました。あなたならどうしますか?といった、やや抽象的な状況設定が与えられそれに回答する。
自社内部や取引先とのトラブルが1題ずつと、仕事がうまくいっていない後輩に先輩としてどの様なアドバイスをするかと言ったシチュエーションがあった様に思う。
1題に対し、質問は1つであるが、「この様なトラブルには、どの様な原因が考えられ、相手にどのような説明を行い、どの様に解決しますか?」の様な形で、ストーリーを考えながらいくつか回答ポイントがある様な出題が行われる。
資料読み込み型ケース
A4で3ページ程の資料に状況説明とグラフなどが載っている。設問が5つ程あり、資料から読み取った上で自分なりの考えを言葉だけで伝える形式。
自分の場合、インドでのアイスクリーム事業について、自社のブランドやインドの地域特性や国民性などのデータが与えられ、どんな販売戦略を行うか考えることがメインストーリーだったと記憶している。
各地域の人口や、電力事情など与えられて考える要素が多く、採算性や実現可能性なども細かく検討することが可能ではあった。その上で、ユニリーバの現状と関連づけて論理的な回答が求められると思われる。
面接官の雰囲気 : なし
結果連絡の時期 : 受験タイミングによって個人差があるが、2〜3週間後程でメールにて一斉に案内
インターン・ジョブ
期間 : 4月中旬、1日(9時前から18時頃まで)
グループワークに関しては、1週間ほど前に課題が与えられ、事前にグループで調べ物をするなどして、事前知識を共有することになる"
参加者数特性 : 春のインターン全体で30人程?(内CD部門は6人×2グループと推測)/自グループでは文系多め、院生自分のみ/海外経験や、SDGsなどに対して関心が高いor専攻に関連性がある人が多め
課題・テーマ : ユニリーバでは、この1日のインターンの事をディスカバーリーセンターと呼んでいる。
1日の中で、グループワーク・2つの個人ワーク・複数回面談などが行われ、グループワーク以外の時間は各々のスケジュールが組まれており、全員が1日を通じて同じ各プログラムをこなすが、順番はバラバラであった。
また、プログラムの間は待合室に待機し、社員さんが1~2人程いる状態で、入れ替わりながら計5人程と雑談することになる。学生は自分1人の場合もあれば、全員で待機している時間もあった。選考に関係ないのでリラックスして大丈夫と言われるが、雑談形式で大学生活のことなど色々聞いてくるので少なからず選考に影響があってもおかしくないと感じた。詰まるところ、お手洗いなどで離席する時間以外は、常に社員との関わりがある為、気の休まる時間はなかった。
課題の進め方 : 1日の流れの説明を受けた後、全員はじめに行うプログラム
端的に言うと、クレーム対応をする。
約10分資料を読み、10分程顧客からビデオ電話の様な形で対応を行う。その後、簡単なフィードバックをもらう。
クレームの原因となるトラブルとしては、近々アフリカで食品会社と連携してキャンペーンを行うが、直前になってシステムがハッキングされ、キャンペーンのQRコードを読み取ると、「ユニリーバは動物虐待を行なっている会社だ!」などといったメッセージと残虐な写真のページに飛ぶ様になってしまい、各種メディアから問い合わせなどが殺到し、計画通りにキャンペーンを行うことが困難になった。それに対し、食品会社の方が、ユニリーバの管理はどうなっているのかと激怒し、「キャンペーンは中止し、二度とパートナーシップは組まない」などと怒っている様子である。といった内容。
本来、キャンペーンの責任者が対応するべきではあるが、現在メディア対応に追われており出席できない為、部下の自分が代わりに対応することになる、というロールプレイ。
資料は隅まで目を通せないほど多い割に、解決に役立ちそうな情報も少なく、〇〇について検討している。や、どうするかは未定。など確定事項も特にない為、自分で指針を立ててゴール設定まで行う必要がある。資料には、前述の状況設定なども含まれている。
実際のクレーム対応のフェーズでは、50代程の方が始まってすぐ怒鳴ってくる。なぜこんなことが起きたのかや、責任者と話をさせろなど捲し立てる様に話してくる。
自分の場合、謝罪と、事実と異なる点や現状の説明を行い、なんとか落ち着いてもらいキャンペーンの継続に持っていくという方針で会話をして行った。
評価された点として、謝罪から入れた事や相手の話を聞く姿勢、わからないことについては不用意な約束はしなかった事などがあったが、改善点としては、なんとか関係の継続に繋げようと話をしすぎる節があった為、もっと主張を押さえてもよかった、と言われた。
1時間程で資料を読みパワポを作成、その後15分程の中で作成したパワポを用いた発表と質疑応答を行う。
CD部門の中にある3つの部のうちの1つのトップをされている(30-40代の女性)に発表。1対1。親しみやすく、質疑応答では一緒に考えながら追加の議論をした印象だった。
内容は、販売拡大戦略を考えるもので、自分の場合は中国のEC市場拡大を狙う為、ヘアケア・ボディケアなどの商品のうち、詰め替え用など比較的大きなものをまとめて買える様な仕組みと、都市部だけでなく田舎であっても価値を提供したいという事前に調べていた会社の戦略を加味した、工場の立地の考案などを考えた(気がします。)自分で中国を選んだのか、初めから指定されていたのかなど、その他条件設定は忘れてしまった。
資料は、量こそ多いものの十分目を通すことができ、プレゼンの参考になる情報も多かった。
評価された点として、中国市場や会社の方針など事前知識が多く、それを資料と組み合わせて十分活用できていたこと、コロナ禍での消費行動の変化を社会情勢や実体験から具体例を上げて説得力のある説明ができていたこと、時間管理やプレゼンの見やすさ分かりやすさが良かったこと、などをあげていただいた。" "前述の通り、1週間前から課題が与えられ、グループで社員の方が見れる専用のチャットアプリの様なもので事前知識の共有を行う。
40分程ワークの時間があり、10分で発表、15分質疑応答(細かい時間は忘れました。)
社員は5名程で、人事の方や個人ワーク②でも評価官をしていた方達。
内容は、ユニリーバが買収すべきオーストラリアのナチュラルスキンケアブランドを1つ選ぶ、といったもの。当日、ユニリーバの戦略・買収の方針に関する資料が与えられ、自グループでは、事前準備で3つに絞った候補をその条件に照らし合わせながら最適なものを選ぶといった流れになった。
事前準備が非常に重要になる為、自分で積極的に知識を集めていく必要があるが、実際に評価されるのは当日のワークでの内容がほとんどだと思う。ただ、事前準備での議論の流れなどを正しく理解していないと発表などで困るので、その段階からリーダーシップを持って当日議論を引っ張る立場に初めからいることは重要だと思う。
選定基準として、採算性など一般的な買収の要素以外にも、ユニリーバのイメージ(SDGsなどへの配慮)へのフィットや既存商品への影響など、自分からするとメーカーらしくて面白いと感じる要素が挙げられていた。
評価点は、リーダーシップやみんなの意見を聞いて歩幅を合わせながら議論を進めていくことなど一般的なGDで大切と言われている様なことを言っていただいた。
社員のかかわり方 : CD部門の中堅社員と思われる40代程の男性
30分程で、面接いうより雑談形式。話の流れで、学チカや会社・部門の志望動機を話したが、他の内定者との話では、選考を通じて一度も志望動機を聞かれなかった方も複数名いた為、話の流れによると思われる。
今日いままでの感想を話したり、逆に向こうが会社について色々話してくるなど、非常にフランク。
話をした事として、ユニリーバが自分に合っていると考える理由として、まずメーカーという点では、SDGsに関心がある事と、それを商社など他業界ではなくメーカーで発揮したいと考えていることなどを紐付け説明し、結果的にユニリーバがメーカーでも一番という点に帰着させた。部門に関しては、理系院生ではあるが自分の強みはコミュニケーション能力や人のニーズを掴む事などだと認識している事からCDを志望していると伝えた。
人事の方。30代女性。非常にフランク
個人面談①と同様、30分程で雑談形式。話した事も似ており、少し価値観など「あなたはどんな人間ですか?」に括られる様な質問が多かった。(どんな時に怒る?やられたら許せない事は何?やる気が出るのはどんな時?一緒に働きたい・働きたくないのはどんな人?など)
少しだけ簡単な英語面接があった。(強みや弱みを聞かれて、それに対して2,3ラリー応答する程度)
人事の方。30-40代男性。非常にフランク。
15-20分程で、この面接は全員一番最後にあり、面接というより今日の感想を聞かれたり、逆に全体のフィードバックをされながら会話をする形。
自分で良かったと思う点や、もしもう一回やり直せるなら改善したい点などを話した。
評価官の人数 : 全体で10人強。ただ、皆等しく権利を持っている訳ではなく、グループワークなどの評価官がメインであるのは間違いない。
評価者 : 新卒採用のトップの方と部門No.2にあたる役職の方3程がメイン。皆、非常に柔らかい雰囲気。
社員の印象 : 全員非常に話しやすい雰囲気で緊張を和らげてくれようとしている様子が伝わってきた。ワーク以外では、雑談の様な時間が多く、営業系ではある為そういった能力は皆高く、逆に自分たちにも求められていると感じた。 社員の方は、しっかりとした論理的思考力を持ちながら、コミュニケーションスキルも非常に高い。会社としても、皮を被った就活生の姿ではなく、なんとか本当の姿を見てこようとしてきた。
待遇 : オンライン開催だった為特に無し。
評価ポイント : ワークなどで求められる思考能力・リーダーシップや、雑談の際などのコミュニケーションスキルなど
IS後の合格者数/非合格者数の差 : 詳細不明だが、最終面接で同じグループの人を1人見たので、2/6〜3/6程の通過率かと思われる。
インターン後のフロー
インターン後の流れ : 2.3日後に電話で選考通過の連絡があり、最終面接の日程確認と、インターンで評価された点などを伝えてもらえた。
時期 : 4月中旬
オファー出し面談
形式 : 1:2
面接官の人数 : 2人
面接官 : 人事部長の島田さんと、CD部長の篠原さん。どちらもとても真剣に話を聞いてくれている様子。時折冗談を言ってなごましてくれるなど、最終面接ながら柔らかい雰囲気。
時間 : 30分
評価ポイント : ディスカバリーセンターでの評価と最終面接での総合評価。主にディスカバリーセンターで能力を見て、最終面接で適性を見ているらしい。
ディスカバリーセンターで、論理的思考能力やリーダーシップが評価されたことに加えて、最終面接でもコミュニケーションスキルなど営業としての適正を強く感じると言って評価していただいた。その場で内定をいただいた。
質問内容 : 個人面接②よりも、明確にどんな人間であるかを聞かれた。そして今までされたことのないぐらい、その答えに対する深掘りがあった。
具体的には、どんな人?と聞かれたことに対し、相手の立場や価値観の違いを考えてから行動することで、どんな人とでも協力的な関係を築くことができる、という自分のエピソードを話すと、その原体験を深掘られ、大学・高校・中学での経験など順に遡り、結果家族構成などの話にまで至った。
かなりしっかりめに、ディスカバリーセンターでの様子や面接で話したことなどが共有されており、その時の感想なども聞かれた。
一応、形式的には前半人事部長から、後半CD部長からという割り当てだったが、途中途中互いに気になった事を聞いてきた為、あまりその割り当ては機能していなかった。
その他イベント
1 一般的な6/1の内定者懇親会、10/1の内定式以外に特に無し
2 定期的に人事の方とやりとりがあり、ビデオ通話をしたり、その他話してみたい社員の方とつなげてくれる。
3 内定者アルバイトがあり、CD以外の部門でも希望を出せば経験できる場合もあるらしい。その他、23卒などの採用イベントに登壇するなどの機会がある。
後輩へのアドバイス
1. いくつか特徴的なキーワードをもった会社であるため、それらを抑えておくことは重要だと感じた。
ワークの際には、SDGsに関する知識や、日本だけでなく世界的な戦略を押さえておいたことが役に立った。
面接では、''Be Yourself''とHPにも大きく載っている通り自分らしく振る舞うことが求められる。逆に言うと、変に作った姿で挑むと、どこかで一貫性を失い正直に答えていない事を見抜かれる。特に、人事部長の島田さんがOKと言わないと内定は出ないらしいので、各種メディアにも露出が多い方なので、事前に調べておくとスムーズかもしれない。
2. 時期としては、自身は春採用だったが、春採用では全部門で自分一人だけの採用で、冬に数名、夏に半分の4-5名が内定を獲得していた。
採用人数は特に決まっておらず、毎年全体で10-25程の間と振れ幅も大きく、基準を満たせばということではあるらしいが、今年の事実としてのデータから見ると、夏の時点で選考に参加している方が確率は高いのかもしれない。
3. 志望動機も特に聞かれないし、ESもあってない様なものということで、気楽にエントリーして欲しいと思う。特にコンサルなどを受けていた方は、web面接を楽しめると思うし、通過したら本腰を入れようかな、ぐらいの気持ちでもスタートは問題ないのかと思う。SDGsなどに興味がある人にとって間違いなく魅力的な会社であるし、コロナに関係なくテレワークを数年前から本格導入しているなど自由な働き方が認められている等、調べてみると興味を持ってもらえる様なキーワードが誰でも1つはある程おもしろい企業だと思う。自分も選考を通じて惹かれていったので、1人でも多くの方にユニリーバという会社への興味を持ってもらえる事ができれば自分としても嬉しい。