【P&G マーケティング 新卒採用 23卒 選考情報】
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企業名 : P&G
受験時期 : 2021年10月〜2022年4月
受験コース : マーケティング
選考情報
選考 : マーケティング
選考フロー : Webテスト→書類審査→面接→面接→インターン→内定
内定者数 : 10程度
エントリーシート
質問項目
・第1志望職種への志望理由(200字以内)
MKT職を志望する理由は、ブランド経営者として戦略を立案し、周囲の人を巻き込み、実行まで責任を持って全うできるためである。大学の〇部の新歓活動では全体を統括し、緻密な戦略の立案と部員全員の巻き込みにより大成功を収め、大きなやりがいを覚えた。貴社では、圧倒的な成長を若手から求められるなかで、戦略的思考力とリーダーシップという2つの私の強みを磨き抜き、最大限発揮できる点で強く志望している。
・あるグループに参加し、全体を率いて、必要なサポートを獲得し、卓越した結果を実現した実例を説明してください。(500字〜700字程度)
高校時代、~~~の【全国大会で202人中準優勝】を果たし、【日本代表として~~~世界大会に出場】した。
~~~とは、~~~していく競技である。~~~(競技の説明)。
私は、全国大会の初日、出場者120人中約30人のメンバーからなるグループを作り、周囲からリーダーに選ばれ、議論を主導した。優勝には、全体を俯瞰し、「グループ内の的確なマネジメント」と「他グループとの交渉による自グループへの引き込み」の2つの両立が重要だと考えた。当初、グループ内の30人は意見が対立していた。そこで私は、表層的には意見が分かれていても、目指すところは同じであるという認識を再確認し合い、協力しながら最適な方法を模索しようと何度も訴え続け、チームをまとめあげた。
全体を俯瞰する必要があるが、同時に私はグループの議論の主導をしなくてはいけないため、他グループの動向を自分一人で把握することは不可能であった。そこで、メンバーに協力を呼びかけ、他グループの動向の情報収集を分担することで、大会全体の流れ把握した。その上で、他グループのリーダーと交渉することで、他グループを仲間にし、最大で60人規模のメンバーをまとめあげた。
全体を俯瞰する力・マネジメント力の2点が高く評価され、【全国大会で準優勝】を果たし、【世界大会に出場】した。
・他者とともに仕事をする上で、見解の相違があっても生産的な関係を作り、保つことができたときについて説明してください。(500字〜700字程度)
〇部新歓活動において、新歓にどの程度重点を置くかに関する見解の相違を克服し、最終的に前年度7人の新入部員を過去最高42人に増やした。
〇部副将として新歓全体を統括していた私と〇の戦術を考える幹部3人との間に意見の対立があった。私は、部活を長期的により強い団体にするため、新歓に注力するべきと考えた。高校までの経験者がいない〇〇では、部員の獲得は最重要課題である。しかし戦術幹部は、昨年度の新歓に大失敗したことで「新歓に注力しても効果がない」ことを最も懸念しており、悲願の「日本一」達成に向けた練習に集中するべきと考えていた。
そこで私は2つの取り組みを意識的に行った。1つ目に、新歓の意義と自身の危機感を伝え続けた。「このままでは、5年後には強豪チームでなくなる。日本一に向けて自分達が学生生活を捧げてきた部活を弱体化させるわけにはいかない」と長い目で見た場合の強い危機感を何度も強く訴え続けた。
2つ目に、新歓の全体戦略や各施策の目的を定め、有効性を説いた。例年、全体戦略は非常に曖昧であり、過去の施策を踏襲的に行っていた。そこで私は、新歓を戦略的に捉え、部の認知獲得から入部までのフローと、施策の目的を明確にした上で各新歓イベントを立案した。
これらを徹底した結果、新歓の重要性・全体戦略や各施策の有効性に関して理解が得られ、戦術幹部に「今年こそは新歓を成功させないといけないが、この戦略なら成功が見込める」と納得してもらえた。それにより、部全体で新歓に全力で取り組もうという士気が高まった。結果、コロナ禍ながら、昨年比6倍の42人が入部し、100人の部活となった。
・あなたがプロジェクトの方向を変え、その結果、時間やコストが削減された例を説明してください。(500字〜700字程度)
〇部新歓活動を副将として統括し、新入生勧誘における部の認知向上と時間的コストの改善の2つに有効な仕組みを新たに構築した。
マイナーな〇に関心を抱く新入生は非常に少なく、更にコロナにより従来の対面での勧誘が困難となった。また、当部では例年、各新歓イベントの告知の際、各部員が新入生に個別に連絡をとっていた。これは部員にとって大きな負担であり、声掛けを怠る部員が生じ、有望な新入生の獲得の機会損失に繋がっていた。そのため、より広く認知を獲得し、効率的にイベント告知できる新たな仕組みが必要と考えた。
そこで、LINEグループ作成という案を検討したが、他大学の前例を調査した際、失敗に終わっていたため、周りは難色を示した。しかし私は、この施策の肝はいかに多くの新入生をLINEグループに集客できるかであり、全部員の協力が得られれば十分な集客は可能であると考え、施策の有効性を見出した。更に、イベント告知を一斉送信できるため、例年、部員が個別に連絡していた負担を大きく減らせると考えた。そこで、この施策を実行に移し、集客に向けた部員の巻き込みを主導した。情と理を組み合わせて説得を続けたことで、部員の理解と協力を得ることができ、最終的に【一橋大の全新入生の30%である約300人の集客に成功】した。結果、最も人気のサークルが10人しか新歓イベントに集客できない状況下において、部員がイベント毎に個別に新入生に連絡する手間を取ることなく、毎イベント50人程度の集客ができる状況を創り出せた。結果、コロナ禍ながら、【昨年比6倍の42人が入部】し、100人の部活となった。
評価ポイント : リーダシップ、戦略的思考力
結果連絡の時期 : 1月下旬
筆記試験
種類 : 企業オリジナル問題
内容 : 始めに性格診断を受験し、合格であると初めて能力検査を受けることが出来る。地頭や瞬発力、集中力が問われるテストであるため。対策不可。
対策方法/対策期間 : 地頭や瞬発力、集中力が問われるテストであるため。対策不可。
結果連絡の時期 : 性格診断…11月、能力検査…12月(共にメール)
面接1
何次選考 : 1次面接
形式 : 1:1
面接官の人数 : 1人
面接官 : 8年目くらい、就活時代にコンサルと迷ったそうで、ロジカルなコミュニケーションする
時間 : 45分
評価ポイント : 戦略的思考力、リーダーシップ、熱意
質問内容 : 「学生時代に頑張ったこと」を話した後に、それを永遠と深堀り
・なぜその施策が最も有効と思ったのか
→新歓全体を認知、魅了、決断の3フェーズに分けた。コロナかでオンライン新歓が中心になることを鑑みると、認知がボトルネックになることは部活の新歓の特性上明らかだったため。
・目標は何であったのか、その目標値はどのように算出したのか
→早慶等学生日本一を取っている部活の人数、例年の自分の大学の入部者数、現実可能性、部員のモチベーションの4つの観点から決定
・KPIをそのように置いたのであれば○○のフェーズでは想定以下となったと思うが、それはなぜか
→コロナの影響により、当初予定していたよりも対面での新歓が難しかったため"
面接官の雰囲気 : 雰囲気は非常に和やか、質問の鋭さは非常にきつい
結果連絡の時期 : 2月下旬、2週間程度
面接2
何次選考 : 2次面接
形式 : 1:3(1時間の面接を3回、休憩なし、最後は英語で1時間)
面接官の人数 : 1人
面接官 : ①15年目くらい、非常に厳格な方、②15年目くらい、柔らかい方、③7年目暗めの方
時間 : 1時間
評価ポイント : リーダーシップ、戦略的思考力、熱意
質問内容
・自己紹介 3分程度
・ガクチカ深堀 30分程度
3人とも以下共通
周囲を巻き込んで卓越した結果残した経験
反対意見を乗り越えて方向性を変えた経験
複雑な状況で、第3のソリューションや新たな視点から施策を打ち出した経験
・ケース問題 15分程度
実際の仕事での場面を想定したケース問題が2問×3人
・逆質問 15分程度
ケース問題
・〆切違いが、同僚の仕事が遅延している。どうする。
・同僚と性格や仕事観が合わない。どうする。
逆質問
・なぜ総合商社から転職してきたか
・パンパースは自分が消費者でないので、インサイトを見つけるのが難しそうであるが、どうしていたか
・キャリアプラン
雰囲気 : ①15年目くらい、非常に厳格な方、②15年目くらい、柔らかい方、③7年目暗めの方
結果連絡の時期 : 3月下旬、2週間程度
インターン・ジョブ
期間 : 4月上旬
参加者数特性 : 参加者5人、5人1班(早慶以上・全員学部生)
課題・テーマ : お題:○○事業の売上を○○億円向上させよ
課題の進め方
1日目午前 講義
1日目午後 個人ワーク&発表
1日目夕方~3日目昼 グループワーク
3日目昼 発表
3日目午後 座談会等
・個人ワーク
5枚くらいの資料を読み込み、現状からどのように戦略転換すれば売り上げが向上するか考える。最後に社員2人に対して簡単な発表。
・グループワーク
個人ワークと同じ内容をチームで行う。
まず初めに、個人ワークの内容を各自共有し、そこから議論を開始した。
コンサル等のグループワークとは異なり、「消費者のインサイトは何か」をひたすら議論しており、2日目の夜にやっと消費者のインサイトが確定した。その後、具体的なコンセプト等について議論した(時間がなくなり、スライド未完成で終了した)。
・役割
ファシリテーターのような役割を務め、論点整理を行い、論点の範囲内で意見を皆に求めていた。また休憩時間にはいつもよりふざけて、チームの雰囲気作りも意識した(社員の前で)。
・社員とのディスカッション
とにかく、「消費者のインサイトは何か」を常に聞かれた。ここが間違っていればどんなにイケてそうなプロモーションを行っても売れない。
また議論の進め方等に関して、自分の思っていることを正直に話し、一緒に進め方に関して話し合った。
評価官の人数 : 採用をメインでされるMKT部署の方が2名、その他に8名ほど
評価者 : メインの方は、新卒3年目と10年目くらいの方の2人
社員の印象 : 非常に明るく積極的にコミュニケーションをとって下さる方が多い。
待遇 : なし(神戸開催で交通費・ホテル3食支給)
評価ポイント : 戦略的思考力、粘り強さ、積極性、コミュニケーション能力、リーダーシップ
IS後の合格者数/非合格者数の差 : 合格3人/不合格2人
インターン後のフロー
インターン後の流れ : 4月中旬(IS1週間後)電話ににて内定通知→6月1日に内定者懇親会→メンター制度・緩い研修等スタート
後輩へのアドバイス
1 森岡さんの本を読むと理解度は一気に上がると思います(USJを劇的に変えたたった一つの考え方)
2 ESお題の公開から締め切りまで1週間しかないので、公開前に取り組む(設問は5年くらい同じ)
3 2次面接はマイページで面接官を見られるので、ネットで検索し、その人の業績に関連する逆質問をすると印象良かったです。