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【マッキンゼー・アンド・カンパニー 新卒採用 22卒 夏 選考情報】

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著者: AC Research Group

更新日:

目次

  1. 1. 選考情報
  2. 2. エントリーシート
  3. 3. 筆記試験
  4. 4. 面接1
  5. 5. 面接2
  6. 6. インターン・ジョブ
  7. 7. 最終面接1
  8. 8. 最終面接2
  9. 9. 最終面接3
  10. 10. インターン後のフロー
  11. 11. オファー出し面談
  12. 12. 後輩へのアドバイス

企業名 : マッキンゼー・アンド・カンパニー

受験時期 : 2020年夏(6-9月)

受験コース : 通常応募(優遇等無し)

 

選考情報

選考 : インターン選考の予定だったが、covid-19の影響で面接に変更になった

選考フロー : ES(6/7〆)、webテスト(6/17〆)、1次面接(7/16)、2次面接(7/31)、最終面接(9/26)、内定(10/1)

最終面接は、9/25-30の中で1時間×3回を日程調整して行う。

なお、夏選考では最終選考が2回行われた。

1回目は8月に行われたインターン選考で、2回目は9月に行われた面接選考。 選考時期が早かった人が前者に呼ばれた様子だった。

内定者数 : 不明

 

エントリーシート

質問項目

①正社員・契約社員・インターン・アルバイトなど勤務経験のある方は勤務形態を選択し、優先順位の高いものから順に3つまで必要事項をご記入ください。ただし、高校卒業以降のものに限ります。

②上記の職歴の中で、特にリーダーシップを発揮した経験と、その際のあなたの役割をご記入ください。(100)

③大学・大学院在学中に、クラブ活動・ボランティア・NPOやNGO・イベント企画などの経験のある方は活動種類を選択し、優先順位の高いものから2つまでご記入ください。

④上記の活動の中で、特にリーダーシップを発揮した経験と、その際のあなたの役割をご記入ください。(100)

⑤マッキンゼーのコンサルタントを志望する理由について記入してください。(200)

⑥長期キャリア目標(10年程度先の将来でやりたい事)について記入してください。(200)

⑦これまでの経験の中で、達成した事・ユニークなエピソード・リーダーシップを発揮した経験(アルバイト・クラブ活動等)があれば記入してください。(200)

評価ポイント : 正直に言うと、ESで落とされたと言う話は聞いたことがないため、普通に書いてさえいればあまり気にする点はないと思う。

強いて言うならば、各項目で字数制限が厳し目なので、内容をコンパクトにまとめる必要がある。

また、私は無かったが、人によってはESの内容を元に面接官が話を振ってくる場合があるようなので、適当に書きすぎないようにすること。そして面接前には少し見直しておいた方がいい。

結果連絡の時期 : ES締め切りから2日後

 

筆記試験

種類 : 独自のオンラインテスト

内容 : シミュレーションゲームのような内容。

2種類あり、1つは食物連鎖を考慮して生態系を構築するゲーム。もう1つは外敵から身を守るゲーム。

前者は、まずゲームにおける食物連鎖の基本ルールを説明される。その後30種類程の生物の特性(標高や温度と言った適切な居住環境や、食物連鎖を構築するのに必要な""カロリーの情報""など)が書かれたリストを見た上で、そこから数種類を選んで適切な位置に配置すると言うもの。

後者は、数ターンの間迫りくる外敵から身を守ると言うもので、タワーディフェンスゲームと呼ばれているそう。こちらも基本的なルールを初めに説明される。ルールに従って毎ターン守りの駒を配置し、中心にいる植物を外敵から守る。

対策方法/対策期間 : 対策はしていない。

また、このテストに関しては対策のしようがない気がする。自身や周囲の意見を元に話すと、昔からゲームをよくプレイしていた人は得意で、そうでない人は苦手と言う印象。

結果連絡の時期 : 受験から2日後

 

面接1

何次選考 : 1次選考(7/16)

形式 : 1:1

面接官の人数 : 1人

面接官 : マッキンゼーデジタルのコンサルタント、優しい

時間 : 30分の予定だったが、少し延長して40分程だった

評価ポイント

マッキンゼーの選考プロセスの面接は、全て同一の基準を以って評価しているそう。

私の認識では、マッキンゼーはスパイク型人材を求めており、どこか突出した能力をアピールすると評価されやすい。

筋のいい仮説を立てられる力・幅広い視点から物事を分析して客観的に要素を幅出しする力・要素から自分なりの示唆を出す力など、評価項目がいくつかある中で、全ての選考プロセスを通して自身の強みの1つないし2つを全面的に押し出すといいと思う。

続いて、不可欠な評価ポイントとして、マッキンゼーが大切にしているクライアント目線を徹底することと、面接官といかに上手くコミュニケーションをとるかということが挙げられる。

前者については、大半のケース題では、初めの設問でクライアント企業の分析を求められるが、ここでクライアントの業界/業種特有の観点を出すとかなり評価される。

後者については、伝える力と聞く力の両者ともに重要。伝える力とは、自身の考えた内容を論理的かつ構造的に、筋道立てて簡潔に伝える能力のこと。ここについては、話始める前に少し時間をもらってでもいいので考えをまとめるように心がけるのが良い。聞く力とは、面接官の発言の意図を汲み取りながら、相手の求める答えが何かを察する能力のこと。面接官はケース題に関する面接官なりの答えを持っており、暗示的にそこに誘導するような発言をしてくれる時がある。その誘導を逃さず、面接官の言わんとすることを理解することで高評価が得られる。

質問内容

初めに1,2分程度アイスブレイクとして軽く自己紹介

以下ケース詳細

クライアント:ドイツのQSR(クイックサービスレストラン)「ファーストマックキング」

QSRはいわゆるファストフードで、マクドナルドをイメージすれば良い

75ヵ国に展開するグローバル企業で、ドイツ国内に1000店舗構えている

ドイツ国内における売上が停滞してきている

その原因は、GC(ゲストカウント)が下がり、マーケットシェアが低下していることだと分かった

Q1.GCが下がっている原因を判断するためには何を調べるべきか

Q2.ドイツ国内の外食市場における業態別のGC成長率とGCシェアの表・QSR業界における企業別のGC成長率とGCシェアの表を見て、ここから何が読み取れるか

Q3.グラフから来年のファーストマックキングのGC数を計算せよ

面接官の雰囲気 : 柔らかい雰囲気で、詰められることはない。

結果連絡の時期 : 面接から4日後

 

面接2

何次選考 : 2次選考(7/31)

形式 : 1:1

面接官の人数 : 1人

面接官 : 5年目の方、優しい

時間 : 45分

評価ポイント

上述したことが評価ポイントであることは変わらない。

この問題特有のポイントとしては、いかにメディア消費者としての目線から幅出しできるかという点だったと思う。テレビから他の媒体に移る原因の幅出しをかなり要求された。

質問内容

アメリカのTV業界でメディアを提供している会社(テレビ局的な)

メディアとして他には、ラジオ・紙媒体・パソコン・スマホなどがある

アメリカにおいて人々の総テレビ視聴時間が減少してきている

Q1.人々がテレビを見なくなってきている原因として考えられることを、構造的かつ網羅的に挙げよ

Q2.アメリカの総メディア視聴時間における、テレビ・ラジオ・新聞・タブレット・PC・スマホの各シェアを過去5年間について記した表を見て、何を読み取れるか、またそれはなぜだと考えられるか

Q3.表から読み取れる来年のスマホのシェアを計算した後、その結果から得られる示唆はあるか。

雰囲気 : 柔らかく、よく頷いてくれる。

結果連絡の時期 : 面接から1週間後

 

インターン・ジョブ

期間 : 9/25-9/30の内、1時間の面接×3回を日程調整して行う

参加者数特性 : 22人

課題・テーマ : ジョブ前の選考と同様のケース面接+人物面接で1時間を3セット

課題の進め方 : 面接だったため、詳しくは後述します

社員のかかわり方 : 1on1の面接であり、通常の面接形式で関わる

評価官の人数 : 1人×3回

評価者 : 後述します

社員の印象 : 基本的にはフレンドリーで穏やか、しかしたまに厳格めな人もいる

待遇 : 無し

評価ポイント : 基本的には、上述した内容と同じ。しかし特に、これまでの選考プロセスを通してアピールしてきた自身の強みの1つないし2つを一貫して押し出していくことがより重要だと思う。

IS後の合格者数/非合格者数の差 : 10名弱が合格

 

最終面接1

選考時期 : 9/26 9:00-9:50

形式 : 1:1

面接官の人数 : 1人

面接官 : AP、男性、ややドライなイメージ

時間 : 10分人物面接+40分ケース面接

評価ポイント : ケースに関しては上述の内容と同じ。人物面接は、「さっさと終わらせてケースに行きたい」という雰囲気が伝わってきて、形式的にやっているような感じがした。そのためか、深掘りも程々で終わったので、最低限のストーリーを練っていけば問題ないと思われる。

質問内容

人物面接:・あなたが困難な状況に直面したときにリーダーシップを発揮して乗り越えた経験を教えてください ・その深掘り(なぜそうしたのか、その活動で何を学んだか)

ケース面接:クライアントは大手電力小売会社のNWP(仮想会社)

北米、特に北西部で事業を展開し、400万世帯(顧客)/2000万世帯(北西部全体)という状況

日本でも近年盛んなように送配電分離が進んでおり、電力小売事業はかなり競争が激しい状況。

顧客世帯をリテインするのが厳しくなってきており、利益率が右肩下がりになっている。

クライアント企業のCEOが新しく代わり、電力だけでは事業が厳しいとの懸念から、電力とセットで保険(火災/家財など)を販売しようと考えている。

他のセット形態は考える必要はない。(他の事業の方がもうかりそうか?という問いではなく、保険事業をやってもペイするかor電力事業とシナジーが見込まれるかを考えて欲しい) 

保険事業を進める際は、他の会社と共同して行うことになるため、商品開発などの手間は考えなくて良い。 

Q1.どのようなデータを調べれば、保険販売をやっても良いと判断できるか。構造的かつ網羅的に挙げてください

Q2.電力事業/保険事業/両者のパッケージ事業の3事業について、それぞれの利益率と契約期間のグラフを見せられ、そこから何が言えるか

Q3.バンドリングを行った際と行わなかった際の2つのシナリオについて、顧客数の増減を表したグラフを見せられ、保険販売を行った際の利益率がどうなるか計算

雰囲気 : ドライで反応が薄いが、いい示唆を出すと喜ばれていた

結果連絡の時期 : 後述します

 

最終面接2

選考時期 : 9/26 10:20-11:05

形式 : 1:1

面接官の人数 : 1人

面接官 : パートナー、男性、少し冷たい感じ

時間 : 10分人物面接+35分ケース面接

評価ポイント : ケースに関しては上述の内容と同じ。特に今回の問題では、実店舗だからこその現場の視点から考えることや、表から読み取れる様々な要素を数多く出す幅出し力が評価されたと思う。人物面接も先ほどと同様で、ほぼ質問なしで終えた。

質問内容

人物面接:・異なる価値観やバックグラウンドの人たちと協力した経験を教えてください ・なにが原動力でその活動ができたか

ケース面接:クライアントはアメリカにあるPEファンド

イギリスを中心に、アジア・アメリカにも展開しているファッションブランドSSC社を買収したいと考えている。

今回の買収は、SSC社からこのファンドに投資を促した形。

背景としては、SSC社はイギリスを中心に展開し、アジアに進出、続いて2年前にアメリカNYに出店し、現在までアメリカではこの1店舗のみの展開。

SSC社は、アメリカでの成長を加速させたいと思っており、BtoCのファッション・ラグジュアリーに関する知見や人的ネットワークが豊富なクライアントファンドに投資依頼を申し出た。

SSC社が展開する商品はメンズ・ウィメンズのロックンロール系アイテムであり、レザージャケットやデニムが主力商品となっている。

デザインや品質が良く、セレブにも着用されインスタグラム等を通じて人気を博している。

またSSC社は、社内でデザインした商品の生産を、外部のサードパーティに委託しており、その商品の販売は自社の直営店舗で行っている。

今回クライアントのファンドは、SSC社の買収を検討するに当たって、SSC社のアメリカでの成長ポテンシャルを知りたいと思っており、マッキンゼーに依頼をしてきた。

あなたは、マッキンゼーのコンサルタントだと仮定してください。

Q1.プロジェクト開始前日です。明日、クライアントに活動計画を話す必要がありますが、アメリカでのSSC社の成長ポテンシャルを知るために調べるべきデータが何かを、構造的かつ網羅的に挙げてください。

Q2.直近2年と先2年、計4年間のNY店舗の収益構造と売上構造の表を与えられ、そこから何が読み取れるか

雰囲気 : 冷たい感じだったが、こちらも粘り強く考えて示唆を出すとテンションが上がっていらっしゃった

結果連絡の時期 : 後述します

 

最終面接3

選考時期 : 9/26 14:00-14:50

形式 : 1:1

面接官の人数 : 1人

面接官 : AP、男性、かなり冷たく素っ気ない感じ

時間 : 10分人物面接+40分ケース面接

評価ポイント : ケースに関してはこれも上述の内容と同じ。人物面接も先ほどと同様で、楽しそうな活動ですねの一言で終えられた。しかしケースは、これまでよりも遥かに圧迫感があり、求められる要素を出せるまでひたすら「他にはない?」と繰り返し詰められた。それでも粘り強く考え続けたのはもちろん、どこまで考えられていてどこで要素が出せずに困っているのかを明確に言語化して伝えたことが良かったと思う。それにより思考もまとまったし、面接官から助け舟も出していただけた。

質問内容

人物面接:チームの中で、短期間で成果を出した経験を教えてください

ケース面接:クライアントはカイゼンモーターズという自動車メーカーで、製造・販売を行っている

EV車しか取り扱っておらず、EV業界としてみれば日本ではパイオニア的な存在

日本では、2000年代前半に事業を開始した

売上は、日本国外で80%、日本で20%を占める

CEOがカリスマ的存在で、環境のオピニオンリーダーだった

製造については、テラファクトリーという馬鹿でかい生産設備を導入

販売については、自社のECでの販売、もしくはディーラーを通しての実店舗での販売

消費者向けの領域は順調である一方、法人向けの領域で、中小・中堅企業(500人以下の規模)に対する売上が伸び悩んでいる

今回、CEOがマッキンゼーに対して、中小企業向けの売上が伸びない理由を特定して欲しいと依頼してきた

その上で、5年で、中小企業向けの売上を向上させる策を考える

Q1.クライアントの、中小企業向けの売上が伸びない理由は何か、考えられるだけ考えてください。

Q2.法人がEV車を購入するまでのプロセス(AIDMA的なやつ)と、各プロセスにおけるカイゼンモーターズと競合2社の顧客法人数を示した表が与えられる

この表を見れば、カイゼンモーターズの課題がわかるが、その理由は何と考えられるか

Q3.マーケティング支援の会社とパートナーシップを結ぶことで、最終的な顧客数がいくらになるか計算せよ"

雰囲気 : かなり圧迫気味で、常に反応が薄い

結果連絡の時期 : 面接から5日後インターン後のフロー

 

インターン後のフロー

インターン後の流れ : 最終面接から5日後に電話にて内定連絡を頂き、その4日後正式にメールとオファーレターにて内定通知を頂いた、その後はオファーを承諾するか否かを決める判断材料を得るため、社員との面談をセッティングして頂いた

形式 : 電話・メール・書面での内定通知と、オンラインでの面談

時期 : 10月中旬

内容 : オファーを承諾するか否かを決めるために自身のキャリアプランなどの相談に乗って頂いたり、ざっくばらんに様々な質問ができる

 

オファー出し面談

形式 : 1:1

面接官の人数 : 1人

面接官 : パートナーの男性、2回目の最終面接の面接官と同じ方

時間 : 30分弱

評価ポイント : 無し

質問内容 : 電話の冒頭で内定を伝えられた後、オファーを受ける気はあるか、将来何がしたいかなどを聞かれた

 

後輩へのアドバイス

マッキンゼーで評価されるポイントは、他の戦略ファームとは少し異なるように感じます。しかしそれは、マッキンゼーのHPに掲載されている問題を隅から隅まで見通して理解したり、その形式で普段からケースを解くことで身につけることができるとも思います。なので、時間をかけてマッキンゼーならではのケース対策をするのがいいと思います。

AC Research Group
「ビジネスプロフェッショナル・リーダーへ」キャリア最大化を支援するAlternative Careersの調査グループです。ヒアリングを通じ、最難関企業に内定された就活生・社会人の生の声をお届けします!

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