【マッキンゼー・アンド・カンパニー 新卒採用 23卒 夏 選考情報】
更新日:
企業名 : マッキンゼー・アンド・カンパニー
受験時期 : 5月下旬〜6月上旬
選考情報
選考フロー : ES、ウェブテスト(オリジナルのゲームのようなもの)、ケース面接×5
内定者数 : 夏選考だけで25人程度
エントリーシート
質問項目
大学・大学院在学中にアルバイト等の勤務経験のある方は、最大2つを選んで必要事項をご記入ください。
大学・大学院在学中に、クラブ活動、ボランティア活動、NPOやNGO、イベント企画などの経験のある方は、活動種類を選択し、最大2つまでご記入ください。
上記いずれかの勤務経験・活動の中で、特にリーダーシップを発揮した経験と、その際のあなたの役割ご記入ください。(100字以内)
(団体名)では、(役職)として後援企業との連絡役・団体内の調整役を務めた。特に(イベント名)では感染症の影響が大きかったため、企業・参加者・講演者等と密に連絡を取りながらプロジェクトを具現化した。
マッキンゼーのコンサルタントを志望する理由について記入してください。(200字以内)
私が自分のキャリアを通して行いたいことは「業界全体を見渡しながら仕事し、その隆盛に関わる」ということです。この点において、戦略コンサルタントは各クライアントの課題解決を通してその業界を盛り立てることができる職業だと考 えます。中でも特に貴社を志望する理由は、「世界の中の日本」という視点に立ったビジネスが多く為され、業界のみならず日本全体の隆盛にも関わることができると思ったからです。
長期キャリア目標(10年程度先の将来でやりたいこと)について記入してください。(200字以内)
各業界の中で大きなプレゼンスを発揮する企業の経営戦略策定や問題解決を行うプロジェクトのリーダー、あるいはキーパーソンになりたいと考えています。これは前項でも述べた「業界全体の隆盛に関わりたい」という願望から逆算したときに、その業界への影響力の大きな企業をより成長させることで業界全体の成長に繋げられると思うからです。この目標が達成できれば、その先の未来に日本や諸外国の成長ももたらせると考えます。
評価ポイント : 不明。面接でもESの内容について深く踏み込んだ質問はされなかった。ただし、最終面接ではESに似た質問がされるため、矛盾が無いかのチェックはされるのではないか。
結果連絡の時期 : 4月下旬
筆記試験
種類 : オリジナル
内容 : 1.海の中の生態系構築、2.貴重な植物を天敵の動物から守る
対策方法/対策期間 : 特になし
結果連絡の時期 : 5月中旬
面接1
何次選考 : 5月下旬、1次選考
形式 : 1:1
面接官の人数 : 1人
面接官 : 不明(男性)
時間 : 30分(ケースのみ)
評価ポイント : 正しくグラフを読み取れるか、利益やコストについて論理的思考ができるか
質問内容 : イギリスのクルーズ船運行会社の利益率を上げたい
→①論点洗い出し②(コスト・収入構成のグラフを示されて)利益率アップのために考えられる施策③簡単な計算問題
回答内容
①収入では運賃や船内飲食、ブティック、船内駐車代等。支出では燃料費、人件費、広告宣伝費、税金、本社マネジメント関連コスト等。
②収入増…運賃収入の増加(相対的に金額の安いカーフェリー機能を廃止し、旅客輸送に特化する)、船内飲食の促進(利益率が高いため)など。コストの削減…燃料費の削減(新型エンジン等)、人件費の削減(ロボット等で省人化)など。
質問事項
船内飲食促進で「利益率」という言葉を用いたが、どのような意味で使っているのか?ー「収入に対するコストの比率が他の項目に比べ小さい、という意味で用いました。」
面接官の雰囲気 : 特段怖くもないが柔らかい印象でもない。真面目でキビキビした人。コミュニケーションはしやすい。
結果連絡の時期 : 翌日
面接2
何次選考 : 6月上旬、2次選考
形式 : 1:1
面接官の人数 : 1人
面接官 : 不明(男性)
時間 : 30分(ケースのみ)
評価ポイント : 網羅的に論点を洗い出せているか
質問内容 : アメリカのレストランチェーン店にて、食器関連のコストを削減したい
→①論点洗い出し②考えうる仮説③簡単な計算問題
回答内容
①店舗のカトラリーニーズ、輸送経路、仕入れルート、破損による損失等に分けてそれぞれ細分化した
②地域・チェーンのブランドごとにグルーピングして〜〜〜と答えた気がするが、詳細は忘れてしまった。
雰囲気 : 理知的で落ち着いているが、内面は情熱的な印象。筋の良い意見を述べた時は頷きが大きくなる。
結果連絡の時期 : 翌日
面接3
何次選考 : 6月上旬、最終
形式 : 1:1
面接官の人数 : 1人
面接官 : 不明(男性)
時間 : 1時間(ケース30分+ガクチカ30分)
評価ポイント : あまり出てこないような論点を出せるか(面接官から「これはどういう意図で提示したの?」と質問され、説明すると「なるほど、確かに!気付かなかった」と言われた)
雰囲気 : やや役職が高いような雰囲気だった。かといって威圧的ではなく、話やすい人だった。
結果連絡の時期 : 面接4と連続
面接4
何次選考 : 6月上旬、最終
形式 : 1:1
面接官の人数 : 1人
面接官 : 不明(男性)
時間 : 1時間(ケース30分+ガクチカ30分)
評価ポイント : ケース面接では失敗した(オファー連絡時のFBでも「4回目は疲れが出たのかな」という言葉をもらった)が、その後のリーダーシップ経験についての話が評価されたように思う。
アルバイト勤務の際に、問題を論理的に分析してPDCAを回し目標を達成した、という趣旨の話をした。
結果連絡の時期 : 面接5と連続
面接5
何次選考 : 6月上旬、最終
形式 : 1:1
面接官の人数 : 1人
面接官 : 不明(男性)
時間 : 1時間(ケース30分+ガクチカ30分)
評価ポイント : 素直さ(①についてあまりMECEに分解できず「変わった考え方をするね」と言われたが、その後にコンサルタントから示された分解例を踏まえて「ではこうなりますね」と返した)
質問内容 : ケース:イギリスのエネルギー会社の利益率を上げたい→①どんなコスト構造か②考えうるコスト削減策
回答内容
①掘削プラント、輸送、技術開発、施設メンテナンス、本社業務に分類してそれぞれ細分化
②人件費削減、メンテナンス費削減を中心にとにかく多くの打ち手を提案した。特に反応が良かったのはメンテナンス費削減の中の「プラントに使用されている部品類の内製化や規格統一」だった。
面接 : 多くの人と協働して何かを成し遂げた経験
回答内容
「国際系学生団体で学生会議を主催したこと。セッション案についての意見がなかなかまとまらなかったが頻繁なミーティングで意思疎通を図った。」
雰囲気 : 親切な人。1次面接や2次面接の人と似た印象。
結果連絡の時期 : 翌日
後輩へのアドバイス
1 一度応募すると2年間応募できない点には注意すべき。ただし、あまり対策を重ねても面接結果はさほど変わらないように思うため、ある程度早めにケース対策を始めた人は夏選考に応募しても良いのではないかと思う。
2 ケース面接のアウトプットはいかに面接官から情報やヒントを引き出せるかに左右されるため、たとえシンキングタイム中でも質問は積極的にしたほうが良い。ほとんどの質問には答えてくれる。