【IBM 戦略コンサルタント 新卒採用 22卒 選考情報】
更新日:
企業名 : IBM
受験時期 : 2020/11~2021/1
受験コース : 戦略コンサルタント職
選考情報
選考 : 本選考
選考フロー : ES+Webテスト(独自)→GD→面接→面接→内定
内定者数 : 不明
エントリーシート
質問項目
①あなたがIBMで成し遂げたいことについて、希望する職種を選んだ理由を含め、具体的に記述して下さい(500)
私が貴社で成し遂げたい事は、テクノロジーを用いて社会をより良い方向に変えることだ。
具体的には、貴社の持つ最先端技術を用いて社会の課題や企業の課題の解決に取り組みたい。
私は元々ビジネスとテクノロジーに強い関心があった。ビジネスでもテクノロジーの知識は生きると考えて理工学部に進学し、理系の幅広い分野の学問を学んできた。故に、学んできた理工系の知識を生かして社会課題の解決を行うことは私の最も成し遂げたい事であり、これは最先端技術開発力を有しながらビジネスサービスも提供する貴社でしかできない事だと考えている。
上記の実現のために私が戦略コンサルタントを志望する理由は2つある。
1つ目は戦略コンサルティングが社会に与えられるインパクトが非常に大きいと思うからだ。
コンサルタントとして企業の課題を解決しその企業が成長すれば、経営陣は勿論その取引先や従業員、顧客を含めた社会全体と非常に多くの人にインパクトを与えられると考えている。
2つ目は、そのインパクトに対する自分自身の貢献度が最も大きいと思う為だ。コンサルタントは少人数のプロジェクト単位で難易度の高い企業の課題解決に取り組む為一人が与えられるインパクトが大きいと考えている。
②あなたが他者と協業して何かを達成した経験について、具体的なエピソードとともに記述して下さい(500)
飲食店のwebマーケティングを行うベンチャーでの長期インターンで、クライアントのホームページ(HP)のSEO施策を成功させた経験だ。
私はインターン業務を行う中で、検索順位が2位以上か3位以下かでHPのクリック率が大きく異なる事に気づいた。クライアントの中には順位が3位以下のものが多くあり、これに問題意識を持ち、自ら手を挙げてこの解決に取り組んだ。
解決にあたり社内にSEO対策のノウハウがなく解決方法を1から自分で考える点が困難であった。
これを乗り越えるために、2つの工夫をした。
1つ目は、調べた事を整理し、仮説検証を素早く回す事だ。
具体的には、調査の結果から検索順位には内部要因と外部要因があることがわかった際、対象となるHPの構造は共通していた事から、要因は外部要因にあると仮定した。
2つ目は、チーム内外の協力を得る事だ。取り組みの責任者としてチーム内の意見を引き出してまとめる事は勿論、チーム外のメンバーにも協力を仰いだ。具体的には、社内の全体会議で自分が行っている取り組みを発表し、検索順位に関する知見や自分の考えた施策に対するフィードバックを頂いた。
結果、対象の11個のHP全てで基準であった2位以内を獲得できた。
③「あなたらしさ」が伝わるエピソードや経験を自由に記述して下さい(500)
私は現状をよく分析し、成功に向けて徹底的に努力する人間だ。周りからも「努力家」「冷静」と言って頂くことが多い。これを表すのが、株式投資で元手30万円を100万円にしたエピソードだ。
新しい挑戦をすることと理系では学べない金融の知識をつけることを目的として株式投資に取り組んだ。始めた当初は多少上手くいき利益も出たが、自分のやり方が確立されておらず次第に損失が出るようになった。
私はこの状況の改善にあたり2つの取り組みを行った。1つ目はインプットの量を増やす事だ。3ヶ月で関連書籍を5冊ほど読み込んだ。また、企業分析を細かく行う為に簿記3級を取得して会計の基礎知識を身につけた。
ここでは目標のために努力を厭わない性格が現れた。
2つ目は自分の行った取引の記録をつけ、改善を繰り返す事だ。
自分の取引のクセを把握し、成功と失敗のパターンを分析する為に各取引の細かい記録をつける事を習慣にした。その結果、幾つかの自分なりの法則を見出すことができた。仮説検証を繰り返しこれらの法則をブラッシュアップしながら取引を行うことで、上記の結果を残すことができた。
ここでは現状を分析して正しい方向性を見極める性格が現れた。
評価ポイント
①論理的に書くこと、一文が長くならないことを意識しました。
②なぜIBMなのか、についても明確に書けると良いと思います。
結果連絡の時期 : 提出から1~2週間後
筆記試験
種類 : 独自形式
内容 : 簡単な計算や数列などのパズル系のテスト
対策方法/対策期間 : 特になし。計算に頭を慣らす。
結果連絡の時期 : 提出から1~2週間後
面接1
何次選考 : 11月、1次選考
形式 : 学生5人
面接官の人数 : 社員2人
面接官 : 人事の方と戦略コンサルタントの方、性格は穏やか
時間 : 1.5時間
評価ポイント : 協調性を重視する社風であると聞いている。前に出過ぎないように注意するべき。ガツガツ出てくる人も数人いたので、それを聞きながら最後に一つの提案になるように程よくまとめる、という役回りを意識したのが良かったと思う。また、事前課題があったため、それも時間をかけて取り組むべき。
事前課題ではスライドにメッセージラインを入れたり、IBMだから提供できる価値を明確にした点が評価されたと思う。
発表に関しては、フィードバックはあったが質問はなかった。
質問内容 : お題(日本の医療の課題を解決する提案をしてください)が3日前にマイページ上で知らされる。それについて、事前課題として個人で課題設定から解決策立案までを行い、パワーポイントにまとめる。
GDでは、まず全員が個人課題を3分で発表する。次に、グループとして一つの提案を作り(40分程度)、最後にチームとして発表する。
事前課題はリサーチ含めて5,6時間はかけたと思う。
面接官の雰囲気 : 穏やかで優しい。個人個人にフィードバックをくれるし、こちらの質問にも時間をとって答えてくださる。
個人としては「適宜いい視点で議論にツッコミを入れられていた」というフィードバックを受けた。その時はそれほど評価されたと感じなかった。
結果連絡の時期 : 選考から1~2週間後
面接2
何次選考 : 12月、2次選考
形式 : 1:1
面接官の人数 : 1人
面接官 : 戦略コンサルタント、割と冷たい雰囲気
時間 : 95分(ケース10分→中間フィードバック10分→ケース10分→フィードバック10分→休憩5分→一般面接40分→逆質問10分)
評価ポイント : ケーススタディでは、MECEに要素分解することと、中間フィードバックを生かすことが大事。最終的な施策はあまり良いものが浮かばなかったが通過したので、発想力はともかく思考力は認めていただけたのだろうと思われる。
一般面接はオーソドックスだった。テンポよく簡潔に答えていくことが大切だと思われる。途中で直前のケースのよかった点と改善点を求められたのが特徴的だった。内省する力も見ているのでは。
中間フィードバックでは、売上向上の要素分解はできているので、次は評価軸を設けてボトルネックを絞り込むと良いと言われた。
そのほかには、よりこのECらしさを生かした施策が出せるといいねと言われた。
質問内容 : ケース:あるECサイトの売上向上策
売上の要素を分解し、向上策を考えよ
途中で中間フィードバックがある
一般面接
・コンサル志望動機
・IBM志望動機
・なぜ戦略コンサルタントなのか
・商社には行かないのか
・ケースの振り返り、どうすればよかったか
・学生時代に頑張ったこと
雰囲気 : 割と冷たい。疑問に思った点はすぐに詰めてくる。
「なぜ戦略なの?、経営やITではどうしてダメなの?」と詰められた。言葉がきついというよりは反応が薄かったので冷たい印象を持った。
結果連絡の時期 : 1週間以内
面接3
何次選考 : 1月、3次選考
形式 : 1:1
面接官の人数 : 1人
面接官 : 戦略コンサルタントの方
時間 : 30分
評価ポイント : 逆質問のみなので何を見ているかは正直よくわからない。コミュニケーションの取り方や表情、話の広げ方などはいつもより気を使った。(それくらいしか見るところがないと思った)
質問内容 : 全て逆質問だった。何でも聞いてくださいという雰囲気だった。途中で、「逆にIBMのよくないところとかちょっと気になってるところってある?」という質問があり、少し戸惑った。何を見ているのかは今ひとつよくわからなかった。
逆質問は割と当たり障りのない内容を質問した。(1,2年目のコンサルタントに大切なこと、長く活躍するために大事なこと、自社製品を持っているIBMの強みなど)
雰囲気 : 面接官の方は優しくて、かなり良い雰囲気だった。
結果連絡の時期 : 1週間後
後輩へのアドバイス
1 1回1回の選考の密度は高いので、しっかりと準備すべき
2 GD、ケースも一般的な形式なので、特に特別な対策は要らないと思う