【26卒最新版】広告業界の特徴・選考フロー概要紹介 - 博報堂 -
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このシリーズでは、広告業界の特徴と新卒採用選考フローを紹介しています。本記事では、選考プロセス全体像から、筆記試験の攻略法、面接のコツまで、博報堂選考対策を徹底解説しています。選考の各ステージで必要なスキルや準備方法を分かりやすく紹介し、準備方法について、わかりやすく、実践的なアドバイスをご紹介します。
博報堂の企業情報
博報堂は、日本を代表する広告代理店であり、電通に次ぐ業界2位の地位を誇ります。同社の特徴的な理念は「生活者発想」と「パートナー主義」です。「生活者発想」とは、消費者を単なる購買者ではなく、生活の中で主体的に行動する「生活者」として捉え、その洞察を通じて新たな価値を創造するという考え方です。一方で「パートナー主義」は、広告主や媒体社と深い信頼関係を築き、共に解決策を探る協力的なアプローチを指しています。
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博報堂の選考時期と流れ
時期:夏・冬・春の3回申し込むことができます。夏・冬には採用選考直結型インターンシップを行い、優秀層は早期選考に招待されます。また、本選考は冬、春に行われます。
流れ(本選考):ES・webテスト→1次面接→GD→2次面接→内定
博報堂のエントリーシート
ESでは、他社に比べて自由度が高く、個性やユニークさが重要視されます。特に、志望動機や将来のビジョンにおいて「自分らしさ」を表現し、論理的な説明が求められます。言葉の選び方で、どれだけ自分の個性を魅力的に伝えられるかが鍵となります。
過去質問例:
- これからの人生で達成したいことや社会の中で生み出したい成果、将来にわたって大切にしたいライフスタイルなど、あなたの中長期的なビジョンを最大3つ、各30字で表現してください。
- あなたのこだわりや、判断軸となっている価値観など、人生において原動力となっているものを最大3つ、各30字以内で表現してください。そしてそれらをまとめて、あなたの"等身大の個性"を表す言葉を30字以内でつけてください。
※原動力は一見矛盾する内容でも構いません。 - 私は「 」だ。
※「 」にあてはまる言葉を入力してください。(30字以内) - あなたの人生や日々の生活を振り返り、「あなたらしさ」が表れていると思う具体的なエピソードを最大6つ、各80字以内で教えてください。
※「あなたらしさ」が表れているものであればどんな些細なことでも構いません。良い面だけを書くのではなく、嫌いなことや苦手なことも含めて、あなたらしいエピソードを書いてください。
※思い悩んだら是非、家族や友人等、他の人にも聞いてみてください。自分では気づかなかった一面が見つかるかもしれません。
※パーソナリティ理解を目的としたシートになりますので、自身が書きたくないと思うことを記入する必要ありません。 - Personal Core Sheetを踏まえて、あなたが今後のキャリアで、実現したいこと・経験したいと思っていることを300字以内で記入してください。
- 博報堂と博報堂DYメディアパートナーズの希望度合をふまえて、それぞれの会社でチャレンジしたいことを300字以内で教えてください。
博報堂のwebテスト
博報堂のwebテストは、玉手箱形式のテストが採用されています。出題科目は言語、非言語、性格診断の3つです。過去問題や模擬試験を活用し、問題形式に慣れておきましょう。特に、問題に対するスピーディな対応を意識し、わからない問題は素早く飛ばす判断力を養うことも重要です。
webテスト
形式:玉手箱
内容:言語、非言語、性格診断
博報堂の面接
1次面接
1次面接では、学生1:社員2の個人面談(30分)が行われ、自己PRと志望理由が重点的に見られます。面接官は、学生の個性や志望動機が明確に伝わるか、またその内容が論理的であるかを重視します。また、博報堂への志望度が高いかどうかも見極めるため、博報堂独自の企業文化や価値観への理解があるかがポイントです。
過去質問例:
- 自己紹介
- パーソナルコアシート「My Engine」について
- 1番伝えたいものを説明してください
- 成長をする中で変化した行動の源泉は何か
- 変化したきっかけは何か
- 具体的なエピソードを教えて
- 考えるのはどう思ったか
- 学生時代に頑張ったこと
- それをしていなかったら自分はどんなタイプの人間になっていたと思うか
- チームを巻き込む上でしていたことはあるか
- 志望理由
- 広告業界の理由
- 博報堂の理由
- 他の企業はどんなところを受けているか
- 将来やりたいことは何か
- 人の心を動かすとは何か
- 最近生活していて、変わってきたなと思うことは何か
- 挫折経験はあるか
- 自分が1番大事にしている価値観は何か
- 逆質問
GD
GDでは、学生5~6:社員1(3.5時間:グループワークは1.5時間)で行われ、個人でワークを行った後、グループでワークを行います。議論が進む中で、チームの方向性を調整し、意見をまとめる役割を果たすと高評価につながりやすいです。自分の意見を押し付けるのではなく、他者の意見を積極的に取り入れながら進行する姿勢が重要です。また、個人ワークの段階から、しっかりと自分の考えを持ちつつも、グループ全体の成果に貢献できるように意識しましょう。
過去質問例:
- 成人式や還暦に次ぐ人が集まるイベントを考えよ
2次面接
2次面接では、学生1:社員3の個人面談(45分)が行われ、具体的なエピソードを交えながら、博報堂でのキャリアビジョンを語りましょう。自分が何をやりたいかだけでなく、博報堂のカルチャーにどのようにマッチするか、どのように貢献できるかを明確にすることが重要です。また、リーダーシップや協調性のエピソードを挙げ、長期的に組織に貢献できる姿勢を示すと高評価につながります。
過去質問例:
- 自己紹介
- 学生時代に力を入れたことについて
- パーソナルコアシートについて
- どこが難しかったか
- 書く中で気がついた新たな自分の一面
- 自分らしさはどこにでているか
- どうやって考えたのか
- 他社の選考状況
- 会社で成し遂げたいこと
- 入社したら何がしたいか
- 一緒に仕事をしたいクライアント
- キャリアプランはあるか
- 志望動機
- なぜ広告業界なのか
- 広告業界の今後はどうなると思うか
- そのきっかけとなる原体験はあるか
- なぜ電通ではなく、博報堂なのか
- 博報堂と博報堂DYメディアパートナーズのどちらが良いかとその理由
- 博報堂で最も魅力に思う点
- 自分の価値観について
- 自分の原動力について
- 挫折経験はあるか
- 周りにどんな友達がいるか
- 逆に苦手な人はいないのか
- 逆質問
まとめ
博報堂の選考では、リーダーシップや協調性、論理的思考力などが評価されます。特に、「生活者発想」や「パートナー主義」といった企業の価値観を理解し、自分のキャリアビジョンと結びつけて語ることが重要です。
各選考ステージでは、ESで自分らしい言葉を使い、GDではチームに貢献する姿勢を示し、最終面接では具体的なエピソードを交えて将来のビジョンを伝えることが求められます。特に博報堂への本気度を明確に示し、独自の志望理由を持つことが内定獲得の鍵となります。