【26卒最新版】外資系投資銀行 投資銀行部門(IBD) 各ハウスの特徴・選考フロー概要紹介 - シティグループ証券 -
更新日:
外資系投資銀行の投資銀行部門(IBD)の各ハウスの特徴と選考フローについて概観を説明していきたいと思います。外資系IBDは全社合計40~60名程度の年間採用数であり、選考難易度が非常に高い業界、採用情報が少ない業界として有名です。21卒以降内定付与数内7~8割を占めるAlternative Internshipsならではの、各ハウスの特徴や内定までのポイントを抑えて、十分な対策を練って選考に挑みましょう。この記事を読むことで全体観を把握しましょう。また、詳細は、「外資金融業界理解講座」等にご参加ください。
投資銀行部門は企業のM&Aや資金調達、資本市場関連の案件の対応(IR戦略、アクティビスト対応等)のアドバイザリーを行っています。
米系のゴールドマン・サックス、モルガン・スタンレー、J.P. モルガン、バンクオブアメリカ、シティ、欧州系のUBSなどが主要企業として挙げられます。
他にも新卒採用をしているハウスはあり、欧州系のバークレイズやブティック系のラザード・フレール、ジェフリーズ、BDAパートナーズなどがあります。
なお、本記事では、シティグループ証券について説明していきます。
企業情報
シティグループ証券は、2024年のグローバルM&A(合併・買収)市場において、特に石油・ガス部門で際立った成績を収めました。シティグループは2024年第一四半期において、石油・ガス分野でのM&Aでトップの財務アドバイザーとなり、6件の取引で合計43.5億ドルの価値を持つ取引を手がけました。全体のM&Aランキングでは、シティグループは順位が上昇し、特に大規模取引において顕著な成果を挙げました。
また、2024年のECM(株式資本市場)においてもシティグループは重要な役割を果たしています。ECMにおけるランキングや具体的な取引規模の詳細は入手できませんでしたが、同社の強力なグローバルネットワークと幅広いサービスが、高い評価を受けていることは確かです。
シティグループは、広範な金融サービスを提供するグローバルな金融機関であり、銀行業務、証券、資産管理など多岐にわたるサービスを展開しています。企業の特徴としては、グローバルな展開力と強力なネットワーク、幅広い商品ラインアップが挙げられます。
詳細はこちら:企業・採用情報
選考情報
0.時期と流れ
採用:新卒国内採用
時期:6月中旬〜12月上旬
流れ:エントリーシート → 1次面接 → 2次面接 →インターン スーパーデイ→個人面接→内定
1.エントリーシート
過去質問例:
・シティグループに伝えたいことを自由に表現してください(1000文字以内)
2.webテスト
玉手箱
言語、非言語、性格
3.インターンシップ前面接
録画面接
過去質問例:
・異なる人々と共同して、1つの目標に取り組み、成果を残した経験について教えてください
・就職活動においてどのような軸を持って企業探しをしていますか
・なぜIB業務に興味がありますか
・どのような強みが投資銀行の業務に活かせると考えていますか
2次面接
学生5:社員2の集団面接(30分ほど)
過去質問例:
・自己紹介
・なぜこの業界を志望しているのか
・なぜシティを志望しているのか
・他のインターンではどのような業界・企業を受けているのか
・学生時代に力を入れて取り組んだ経験とそこからの学び
・自分の強みと弱み
・人生で最も困難だったことと、それをどのように克服したのか
・将来の夢は何か
・サマージョブで学びたいこと
・チームでの経験
・人生で大切にしたい価値観
・もし買収提案をするならばどこの企業に対してどこの企業の買収を勧めるか
・最近気になったM&Aとその理由
4.インターンシップ
集団インターン
開催期間は3日間で40名の学生が参加
初日は投資銀行の講義を行った後、課題が発表され、グループワークが始まる
その後はグループワークを中心に作業を進めるが、メンター面談や座談会なども行われる
過去課題例:
・日本の飲料メーカーへの買収提案
・博報堂への買収提案
・サッポロビールへの買収提案
個人インターン
開催期間は3日間で5〜6名の学生が参加
2,3日目で課題が異なり、メンターとなる社員に適宜壁打ちをしてもらいながら、最終発表まで行う
5.インターンシップ後面接
スーパーデイ
学生1:社員1の面接(30分×5〜6セット)
過去質問例:
・自己紹介
・自己PR
・志望動機
投資銀行に興味を持った理由や、他の投資銀行ではない理由なども聞かれる
・入りたいセクターとそのセクター関連のM&A提案
・今後の投資銀行の動向予測とその中でどんなM&A提案が必要になるか
・学生時代に頑張ったこと
・自分の強みと弱み
・印象に残ることを話して
・ハードワークに対する耐性
・大学やその学部を選択した理由
・苦手な人との働き方
・英語はできるか
・数学はできるか
・簡単な一般常識問題や計数問題
・世界情勢に関し、自分の専門分野のトピックに対しての自分の意見(英語)
・逆質問
個人面接
学生1:社員1の面接(15分)
志望動機や入社の意思確認程度で、ネガティブチェックの意味合いが強い