本記事は、就職活動を経験した先輩方の体験記　です。
「体験記」を前提とした、
他人のスケジュールや対策・思考・スタンス・行動等ではありますが、
参考になれば幸いです。


<h2 id="0-就職活動の進め方" class="article-heading-second">就職活動の進め方</h2>
2023.2～2023.5　【ケース激ハマり期】
卒論が終了してから、Twitterなどで声をかけて壁打ち・部活の学部卒の後輩などにメンターをやってもらい、ひたすらケース面接の壁打ちをし続けた。
ベンチャー企業や日系企業などをほとんど出願せず、リクルートとP&amp;Gマーケと戦略コンサルに出願した。
それなりにケースも得意そうだという自己認識があり、「まあ受かるでしょ」という甘い考えがとても強かった。

2023.6~7&nbsp;&nbsp;
すでにケース問題を100問近く解いており、書籍などを読むことが嫌いだったため、オルタナのメンターに定期的に壁打ちをしてもらう以外は、長期インターンや研究活動を行っていた。
当時はジョブはケースの延長上であり、班員をドライブして主導権を握ったまま行えば大丈夫という考えがあったため、複数メンバーとジョブの練習や、論点思考・仮説思考などのインプットを軽視していた。
そんな中でS&amp;のジョブに参加したが、班員と衝突してジョブで落選したことで、自分の思い通りに行かないとEQが下がること、長時間の思考をするための自己マネジメントがないことを実感する。
ジョブを通して、「相手の思考に沿って意見を曲げる柔軟性/人の意見を受け入れる許容性」という要素がジョブの合格には必須であり、ここが自分には絶望的になく、自己変革が必要なことを認識した。同時に、「好奇心の強さ/心理を追求する執着性」が自分の強みと認識しており、自分の不器用さでは二つを両立させることが難しいと考え、ジョブごとにどちらかに重心をおいて立ち回ってみようと考えた。

2023.8~9前半
夏インターンでは、コンサル中心に参加。　EQの高さを重視するファームに対して、「柔軟性/許容性」に重心をおいて参加するも、あまり通過率が高くなく、それほど楽しくもないと実感する。逆に、個の強さを重視するファームに対して、「好奇心/執着性」に重心をおいて参加すると、それなりに通過率が高く、異常に楽しいことを実感する。ただし落ちるときはとても落ちる。

2023.9後半~10月
第1志望だったP&amp;Gのマーケティング職に落ち、ありたい自己像と現状の自分との乖離を認識する。そしてとても落ち込む。
ただ、夏のインターンで通過したファームに、自己の認識している弱み・強みを指摘された上で、それを踏まえて採用することを伝えられ、納得感のある内定先だと感じて承諾した。

<h2 id="1-志望業界について" class="article-heading-second">志望業界について</h2>
<ins>業界を定めた時期</ins>
P&amp;G マーケティング職： 大学4年生の頃。自身の親が病気になったが、どれだけ医療技術が発達しても、顧客のQOLが上がるわけではないことを実感。P&amp;Gマーケからヘルスケアベンチャーを立ち上げた人に話を聞き、顧客のニーズを判断して、リーダーシップで周りを巻き込んで、事業化する戦略を立てることが揃うのがP&amp;Gマーケと考え、医療課題を解決するには良いファーストキャリアだと考えたため。
コンサル： 大学院1年生の頃。なんとなくケース問題を解いてみて面白いと感じたことと、ヘルスケアインダストリーで働くことに興味を持ったため。

<ins>変動</ins>
2023.3～2023.8 P&amp;Gマーケと製薬に強い外資系企業

<ins>理由</ins>
将来的にヘルスケアに携わりたかったが、患者さん主体の医療仕組みを構築したく、Customer is BOSSを打ち出すP&amp;Gと多様なクライアントと関われるコンサルのヘルスケアインダストリーに興味を持ったため。

<h2 id="2-入社先を選んだ理由" class="article-heading-second">入社先を選んだ理由</h2>
判断軸： ・ヘルスケアインダストリーの強さ ・社員との性格の合致 ・社員の選ぶセカンドキャリアへの興味
迷った企業との判断基準： ・自分の強みが活かされそうか/自分の弱みが改善される環境にあるか？ ・少数精鋭かどうか？

<h2 id="3-もう1度就職活動をするとしたら取り組むこと" class="article-heading-second">もう1度就職活動をするとしたら取り組むこと</h2>
コンサル： ケース面接を受験的に解かないこと。書籍などを読んで思考法としての体系化ができるようにする。
P&amp;Gマーケ： 就活としてすることは特にない。中学〜大学での経験として変えたい部分は多々。

<h2 id="4-Alternative Internships について" class="article-heading-second">Alternative Internships について</h2>
講座： オルタナによって提供される講座は、シンプルに講座として行うというより、講師が自発的に参加者に教えようとしている様子が実感できる。
講師： メンティに対して時間をとって、単純な就活での成功法ではなく、人間的なアドバイスをいただける。

<h2 id="5-後輩へのアドバイス" class="article-heading-second">後輩へのアドバイス</h2>
Alternative Internshipsの講師陣・メンターはおせっかいな人が多いので、自分の行動次第で大きく変わる環境です。
後悔のないように就活したい人はうまくいろいろな人と関わるといいと思います。

就職活動の進め方,志望業界について,入社先を選んだ理由,もう1度就職活動をするとしたら取り組むこと,Alternative Internships について,後輩へのアドバイス

 25卒 外資系戦略コンサル入社予定の就活体験記です。就職活動の進め方や対策方法について掲載しています。

【25卒 外資系戦略コンサル入社予定者 就活体験記】

「BCG（ボストン コンサルティング グループ）に行きたいけど、どんな選考があるのか分からない」今、そんなふうに感じてはいませんか？
実際、戦略コンサルティング業界の中でもBCGは、世界的なブランド力と案件規模、グローバルネットワークを活かした多様なプロジェクトで知られ、就活生の間でも圧倒的な人気を誇ります。 その一方で、選考は非常に競争率が高く、論理的思考力・課題解決力・チームで成果を出す力が徹底的に問われます。
本記事では、BCGの27卒向け選考フロー、過去の面接質問、インターン内容、最終面接までの評価ポイントを、内定者の体験談をもとに詳しく解説します。
オルタナティブキャリアの会員に登録すれば、BCGだけでなく、マッキンゼー、ベイン、Strategy&amp;といった戦略ファーム情報、さらに外銀・総合商社・デベロッパーなどの特別選考ルートや対策情報も手に入ります。

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<h2 id="0-BCG（ボストン コンサルティング グループ）の企業情報" class="article-heading-second">BCG（ボストン コンサルティング グループ）の企業情報</h2>
企業名：ボストン コンサルティング グループ（Boston Consulting Group） 設立年：1963年（米国ボストン） 本社所在地：米国マサチューセッツ州ボストン 日本支社設立：1966年 事業内容：戦略コンサルティングを中心に、デジタル戦略、M&amp;A、組織改革、サステナビリティ領域など幅広い分野でクライアントを支援 特徴：グローバルに90以上の拠点を持ち、チームワークを重視するカルチャー。若手のうちからクライアントに直接関与する機会が多く、挑戦と成長の環境が整っている。

<h2 id="1-BCG（ボストン コンサルティング グループ）の選考概要" class="article-heading-second">BCG（ボストン コンサルティング グループ）の選考概要</h2>
採用区分：年数回の選考 時期：夏、秋、冬の三つ（年度によって変動あり） 選考フロー：ES → Webテスト（Gmap） → 1次面接 → 2次面接 → 3daysインターン → インターン後面談・オファー面談 内定者数：80名以上（2025/2時点） 入社者数：50〜60名程度（推定）

<h2 id="2-BCG（ボストン コンサルティング グループ）のエントリーシート（ES）" class="article-heading-second">BCG（ボストン コンサルティング グループ）のエントリーシート（ES）</h2>
設問例 ・学生時代に力を入れていたこと ・人生で成し遂げたこと ・必ず成し遂げたい夢
評価ポイント（内定者コメント） ・論理的かつ簡潔な文章構成 ・限られた文字数で情報を取捨選択し、要点を的確に伝える力
結果連絡：ES提出とWebテスト受験をもってエントリー完了となり、結果通知はWebテスト後

<h2 id="3-BCG（ボストン コンサルティング グループ）のWebテスト" class="article-heading-second">BCG（ボストン コンサルティング グループ）のWebテスト</h2>
種類：Gmap 内容：理解力・論理的思考力・判断力を測定 対策：独自対策は不要。他Webテストと似た傾向で対応可能 結果連絡：1週間程度

<h2 id="4-BCG（ボストン コンサルティング グループ）の1次面接" class="article-heading-second">BCG（ボストン コンサルティング グループ）の1次面接</h2>
形式：1対1のケース面接 面接官：若手コンサルタント 雰囲気：明るい場合もあれば緊張感のある場合もある 質問例：「あなたの家の近くのコンビニの売上向上施策を考えてください」 時間：1時間 評価ポイント：基本的な論理的思考力、議論を通じた柔軟な発想

<h2 id="5-BCG（ボストン コンサルティング グループ）の2次面接" class="article-heading-second">BCG（ボストン コンサルティング グループ）の2次面接</h2>
形式：1対1ケース面接 面接官：パートナー 雰囲気：明るく話しやすい 質問例：ケース問題（赤字企業の黒字化など） 時間：30分程度 評価ポイント：コミュニケーション能力、議論の中で深く思考を続ける力

<h2 id="6-BCG（ボストン コンサルティング グループ）のインターン（ジョブ）" class="article-heading-second">BCG（ボストン コンサルティング グループ）のインターン（ジョブ）</h2>
期間：8月上旬（1dayまたは3days） 参加者数：20〜50名程度、東大・京大・早慶の学生が多い 課題テーマ：文房具メーカーやテーマパークなど、実在企業の中長期成長戦略 進め方：現状分析 → 課題特定 → 戦略提案 → 最終プレゼン 社員の関わり方：コンサルタントがメンターとして伴走、プリンシパルが中間レビューや疑似クライアント役として参加 待遇：交通費・昼食支給。ジョブによっては謝礼あり
評価ポイント： ・論理性のみならず、チームの中でどう協働していくかも見れれていた ・論理的思考と提案力 ・チームワークとファシリテーション力 ・社員からのFBを素直に吸収してアップデートできる力

<h2 id="7-BCG（ボストン コンサルティング グループ）のインターン後フロー" class="article-heading-second">BCG（ボストン コンサルティング グループ）のインターン後フロー</h2>
流れ：インターン後に面談 → 通過者はオファー面談へ 形式：1対1（プリンシパルまたはパートナー） 内容：逆質問中心／場合によってはケース・人物面接もあり 評価ポイント：素直さ、成長意欲、カルチャーフィット オファー出し面談：その場で内定提示されるケースもあり

<h2 id="8-BCG（ボストン コンサルティング グループ）内定者からのアドバイス" class="article-heading-second">BCG（ボストン コンサルティング グループ）内定者からのアドバイス</h2>
・インターンルートを見極める：1dayか3daysか、自分に合った形を選ぶ ・カルチャーフィットを意識：素直さ、思考体力、飽きずに考え続ける姿勢が重要 ・ケース対策は友人と早めに：5月頃から始めておくと安心

おわりに
BCGの選考は、ケース・人物面接ともに高度で厳しい内容が続きます。
しかし、その経験は他ファームや外銀・商社など、他業界の就活にも必ず役立ちます。
早期から準備を進め、「なぜ自分がBCGに向いているのか」を論理的かつ自分らしく語れるようにしましょう。
また、過去の選考体験記も掲載しております。本記事と合わせて、こちらも必見です！

<a href="https://www.alternativecareers.jp/article/bcg_recruitingflow_10min/?utm_source=twitter&amp;utm_medium=social&amp;utm_campaign=share">【全体像をつかむ10分選考対策】BCGの選考フローと対策を解説</a> <a href="https://www.alternativecareers.jp/article/bcg-selection-overview/?utm_source=twitter&amp;utm_medium=social&amp;utm_campaign=share">【BCG（ボストンコンサルティンググループ）選考情報内定者インタビュー！26卒｜ES・webテスト・面接・ジョブ全て解説！】</a> <a href="https://www.alternativecareers.jp/article/bcg_supring_sinsotsu_23_recruit/?utm_source=twitter&amp;utm_medium=social&amp;utm_campaign=share">【ボストン・コンサルティング・グループ 新卒採用 23卒 春 選考情報】</a> <a href="https://www.alternativecareers.jp/article/bcg_supring_sinsotsu_23_recruit/?utm_source=twitter&amp;utm_medium=social&amp;utm_campaign=share">【ボストン コンサルティング グループ 戦略コンサルタント 新卒採用 21卒 夏 選考情報】</a>&nbsp;

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27卒向けBCGの選考フロー（ES・Webテスト・面接）を詳しく解説。質問例や評価基準、ケース面接対策も掲載し、実践的な準備方法を紹介。

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デロイト（DTC）のインターン選考フローまとめ！【27卒】採用大学や選考突破のコツも徹底解説

こちらのシリーズでは、主に外資系投資銀行の投資銀行部門（IBD）の選考対策について特集します。
本記事では、IBD選考における重要なフェーズであるジョブ選考において用いるバリュエーション手法の中でも、市場株価平均法・類似企業比較法について、基本的な考え方を解説します。
<h2 id="0-バリュエーション手法の全体像" class="article-heading-second">バリュエーション手法の全体像</h2>
バリュエーションとは、株式や企業の価値・価格を算定することです。バリュエーションの手法は複数存在しますが、全体像は以下の通りです。

<img style="height: auto;width: auto" alt="バリュエーション手法の全体像" src="https://s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/alternative-images-prd/articles/images/29e83353-c957-4957-a5a8-440505cfab17.png">

<h2 id="1-インカムアプローチ" class="article-heading-second">インカムアプローチ</h2>
実務において、案件の実行や検討段階において使用する腰を据えたバリュエーションで、最も重視される手法です。企業が将来的に生み出すキャッシュフローを推定し、これを元に現在価値を計算する手法になります。特に一般的な成長企業に対して用いられるDCF法は、会社によってはIBDジョブにおいても理解・使用を求められることがあります。IBDへの志望度が特に高い人や、M&amp;Aチームへの配属を希望する人は押さえておく必要があるでしょう。
<h2 id="2-マーケットアプローチ" class="article-heading-second">マーケットアプローチ</h2>
実務において、最もカジュアルかつ日常的に活用される手法です。その名の通り、マーケットデータを用いて、対象企業のバリュエーションを行います。
一般的なIBDジョブでのバリュエーションで、必ずと言ってよいほど使用を求められる手法です。概念を理解するだけでなく、自分で手を動かして使える状態になっておくことが理想です。
<h2 id="3-アセットアプローチ" class="article-heading-second">アセットアプローチ</h2>
保有資産を元にバリュエーションを行うアプローチであり、収益成長を見込めない成熟企業や衰退企業に適しています。ジョブで使用することは稀ですが、概念は理解しておきましょう。
&nbsp;
本記事では、マーケットアプローチに区分される手法のうち、市場株価平均法・類似企業比較法について紹介します。
<h3 class="article-heading-third">市場株価平均法</h3>
市場株価平均法は、その名の通り、対象企業の株価の終値を参照して買収株価を検討する手法です。基本的には、長期での価格変動を織り込むために、複数期間（１カ月平均・３カ月平均・６カ月平均・１年平均など）を参照します。株価の乱高下がある場合は、その原因を特定し、バリュエーションに織り込むかを検討する作業も必要です。
なお、派生として、出来高（売買数量）を織り込んだVWAPという手法も存在します。

<img style="height: auto;width: auto" alt="市場株価平均法" src="https://s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/alternative-images-prd/articles/images/07618762-f017-4848-80df-04a7bbbfdc64.png">

<h3 class="article-heading-third">類似企業比較法</h3>
類似企業比較法は、対象会社の類似企業のバリュエーションを参照する手法になります。例えば、以下の図のように、類似企業の収益予測値に対する企業価値の倍率を計算し、対象会社の収益予想値に同じ倍率を当てはめることで、想定企業価値を計算するといった形です。

この手法における主要な指標は、以下の図の通りです。特にジョブでは、EV/EBITDAとPERを使用することが求められることが多いでしょう。算出方法や指標の意味を理解の上で、ジョブ中に計算できるようにしておきましょう。
この計算は当期純利益や営業利益などへの理解が求められるので、このような財務項目になじみがなければ、別途会計の基礎を学習しておくのがよいでしょう。

<img style="height: auto;width: auto" alt="類似企業比較法" src="https://s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/alternative-images-prd/articles/images/d8a7a675-d493-4150-95a1-cd63faf95f91.jpg">

このように、本記事ではバリュエーションにおけるマーケットアプローチ手法の概要を紹介しました。
次回の記事では、インカムアプローチであるDCF法についてご紹介します。
<h2 id="4-会員向け講座のご案内" class="article-heading-second">会員向け講座のご案内</h2>
外資系金融の投資銀行部門の選考は、経験と知識の有無の差が非常に出やすいです。
一方で各社で選考の差が少ないため、対策をしやすいのも事実です。
会員向けの講座では、より詳細なバリュエーションプロセスの説明や、実際のワークを通じたアドバイスなどを行っています。
講座：全7回
講師：外銀IBD内定者・元外資系金融バンカー複数名

バリュエーション手法の全体像,インカムアプローチ,マーケットアプローチ,アセットアプローチ,会員向け講座のご案内

こちらのシリーズでは、主に外資系投資銀行の投資銀行部門（IBD）の選考対策について特集します。
本記事では、IBD選考における重要なフェーズであるジョブ選考において用いるバリュエーション手法の中でも、市場株価平均法・類似企業比較法について、基本的な考え方を解説します。

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