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NRI(経営戦略コンサルティング部門)Career Story 06

民双方の立場を知り、色々な専門家がいるNRIの大きな魅力

PROFILE
株式会社野村総合研究所(NRI) ​経営戦略コンサルティング部門

M S

2016年入社。入社後OJTで幅広くプロジェクトを経験したのち、ヘルスケア、特に介護領域を専門領域として追求。4年目で数億円規模の案件のプロジェクトリーダーも経験。プライベートでは社内団体「野村走研」に参加し、全国のマラソンに参加。
NRI(経営戦略コンサルティング部門)Career Story 06

目次

EP1

日本企業の海外展開を支援するために、選んだNRI

入社6年目の下松と申します。入社からでずっとヘルスケアを担当しております。1年目はローテーションで消費サービスヘルスケアコンサルティング部と金融コンサルティング部を経験しました。その後はずっとヘルスケア領域、特に介護領域のプロジェクトを担当することが多くあり、シニア向けの事業や介護事業の海外展開についての専門性を身に付けました。今6年目となり、介護PHL(パーソナルヘルスレコード)という、食事や運動、健康状態を記録する取り組みや、医療・製薬にも専門性を拡大しています。 大学時代は法学を専攻していました。就活時は、コンサル、商社やエンジニアリング企業を見ていて、様々な企業の海外展開に興味を持っていました。もともとコンサルがやりたいというよりは、様々な企業の海外展開を専門性に持って支援していきたい、ということを考えていました。その結果コンサル、そしてNRIになりました。 2年目からは特に介護領域のプロジェクトに携わりました。海外案件にも興味を持っていたので、周りにアピールして海外案件に多く入れてもらいました。3年目までで海外に5回行きましたが、特に象徴的なことは日中政府共催のイベントを主導したことです。日本の介護事業社者にいかに海外展開させていくかを考える上で、まず中国で日本企業の介護事業を広げていこうという政府イベントでした。かなり少ないメンバーでこのプロジェクトを進めて成功させたことが、私の大きな成功体験です。 若手のうちから活躍できるのがNRIの特徴で、私の場合は初めてプロジェクトリーダーが3年目です。これは遅めなくらいで、NRIではかなり若いうちからプロジェクトリーダーをやらせてもらえます。 4年目からは、数億円規模の超大型プロジェクトのタスクリーダーをやりました。3年目までは海外志向が強かったため、様々な国に行きましたが、海外で価値を出すためには国内のことをよく分かっていないといけない、という自分の中での気づきがあり、4年目からは比較的国内の社会課題や、その解決方法に意識を向けるようになりました。そのため日本全国色々なところに航空会社のダイアモンドメンバーになるくらい出張に行きました。5年目になると役割も変わってきて、後輩の育成や知見の展開にも重きを置くようになりました。インストラクターにもなり、新人の教育担当として1年間マンツーマンで指導をしました。 参考までにプライベートのお話をすると、”野村走研”という趣味の団体があり、NRIのコンサルタントのマラソン好きのメンバーが集まって大会に出ています。有給を取って、全国の大会に行くのも楽しいですし、部署を超えて仲の良い方と出会えたのが私に取っては良い経験になっています。

EP2

民が抱えている課題と、官が抱えている課題を両方解決する包括的支援プロジェクト

官民連携や社会課題の解決って聞こえは良いですが、イメージするものは皆さんバラバラだと思います。 社会課題には、高齢化問題・コロナ・過疎地域医療・社会保障費増大など、様々なものがあります。我々はボランティアではなくコンサルタントなので、ビジネスとしての成功も目指さなければいけないと思っております。なので、新規事業・事業構想・DXなどによる民間の事業者の成功と、社会課題の両方の成立を目指しています。
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民が抱えている課題と、官が抱えている課題を両方解決する包括的支援プロジェクト

EP3

民が抱えている課題と、官が抱えている課題を両方解決する包括的支援プロジェクト

私はヘルスケアという規制産業に近い業界のプロジェクトに多く従事していますが、規制産業であるからこそ民間系の案件と官公庁向けの案件両方を扱っていて、それが私の強みになっていると実感しています。 鶴岡市の案件をご紹介させていただきます。山形県鶴岡市はNRIが包括的に支援するための連携合意を結んでいる市です。私は包括的支援の一つである医療介護のDX化を主に担当しています。2019年に市とNRIが連携してから、市の方と一緒に課題やその解決方法を考えています。鶴岡市は山が多い地域で、約半分が過疎地域のため、交通アクセスや専門医療を受けられる体制が乏しい実情があります。そのため、過疎地域の高齢者の方や、車が運転できない方にどのように医療アクセスを充実させるかを考えるのが大事になっています。くわえて、車社会の地域では習慣的に歩かないので、生活習慣病予防も課題として大きくなっています。ですので、デジタル技術を駆使してそれらの社会課題を解決できないかを考えています。 これは鶴岡市に限った課題ではなくて、全国の過疎地域や離島など様々なところで起こっているので、そのような地域とも協力しながら解決の方法を模索しています。 もう一つ別のプロジェクトを紹介します。 新型コロナウイルスワクチン接種体制構築について、厚生労働省を支援するプロジェクトにも私は入っています。私たちはワクチンを配るためのシステムを作ったり、最適なワクチンの配り方の戦略を考えたりしています。また、システムを市町村に使ってもらえるようにするためにはどうしたら良いかも考えています。教育方法を考えたり、説明会をやってみたりしています。社会的な注目度も高い案件で、実際に私が作った資料がニュースに出ていることもありました。
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民が抱えている課題と、官が抱えている課題を両方解決する包括的支援プロジェクト

EP4

民が抱えている課題と、官が抱えている課題を両方解決する包括的支援プロジェクト

紹介できるものは官公庁向けの案件が多いため、これがどのように民間の案件につながっているのか疑問に思った方も多いかと思います。例えば過疎地域の医療アクセス改善のために、オンライン診療サービスを実際に提供している民間事業者と連携しながら、鶴岡市で具体的な課題解決のサービスを考えました。また、サービスを作っている民間事業者に対して、様々な情報をインプットすることもできます。私たちは実際に鶴岡市を支援した経験があるので、「過疎地域ではこんな課題があります」、「サービスを作る際にはこういうことに留意しなければいけません」、とアドバイスやコンサルティングできます。実際にサービス提供事業者と、課題を抱えている自治体を、我々がマッチングさせるケースもあります。そのように、民が抱えている課題と、官が抱えている課題の両方を、官民双方が連携する形で解決できないかを常に模索しています。 NRIはお客様の種類がとても広く、バリューチェーンの風上から風下の領域のお客様とすべからくお仕事をしています。ヘルスケア領域で見ても、政策を考える官公庁から、製薬・機器メーカー・病院・介護サービスなど色々な業界の方々とお仕事させていただいています。その中で、官公庁案件で得た経験を民間に伝えたり、民間で困っていたことを官公庁にフィードバックしたりという、官と民をつなぐ橋渡し的な役割ができているのではないかと自負しています。
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民が抱えている課題と、官が抱えている課題を両方解決する包括的支援プロジェクト

EP5

官民双方の立場を知り、色々な専門家がいるNRIの大きな魅力

官民双方の立場を知っていることが非常に大きなNRIの魅力となっていると思います。実際にお客様からご相談をいただく際に、「NRIは官公庁のこともよく知っているから助けていただきたい」というお話もいただきます。官公庁様からお話をいただく時も「民間の事業者がどこに課題を抱えているのか、どう制度設計をすれば物事がうまくいくのかを俯瞰的に考えてくれるのでNRIにお願いしたいです」と言っていただくこともあります。官民双方のコネクションを生かして、政策立案から事業構想まで、確かな結果を出し切る支援ができるというのがNRIの大きな魅力であると思います。 特定分野にとらわれず、各業界の専門家が幅広くいることも大きな魅力であると思います。今の時代、コンサルタントはその業界のことだけ知っていても意味がないと言われることが多いです。特定分野のことしか知らないコンサルタントに仕事をお願いするということはないと思います。なぜかというと今の時代、民間企業の事業が多角化していく中で、掛け算のソリューションが大事になっているためです。例えば、保険会社が介護保険関連のサービスを考えたいという場合、金融に関する専門性と介護に関する専門性のあるコンサルタントをそれぞれアサインされて、課題選定をしていきます。介護制度がどうなるのかはヘルスケア担当が詳しいですし、それを保険商材にどう落とし込んでいくかに関しては金融チームが強みを持っています。日本最大級のファームであるNRIの東京本社にはあらゆる業界に知見を持つ社員が集まっています。両方のチームの強みを掛け合わせて考えられるということで、案件の幅が非常に広がっています。

EP6

若手から専門家・対外発信・プロフェッショナルとして活躍できる機会の多さ

働く上での魅力で入って良かったと一番思う点を3つ挙げます。具体的にお伝えすると、まずこれまでに62本のプロジェクトに入りました。5年間で62本は、比較的多い方だと思います。このうちプロジェクトリーダーを担ったのが6本です。これは多分、同期と比べると少ないと思います。 その分、大型案件のタスクリーダーが7本あります。NRIのプロジェクトは、基本3~5人のものが多いのですが、8人以上のプロジェクトで、大きなタスクを任される際は、タスク単位で一つのプロジェクトのようにまとまって動くことが多いです。私はそのタスクリーダーをやらせていただくことが多くありました。 そして、対外発信、つまり論文を書いたり、メディアに発信したりする機会が9回ありました。そのうちセミナー講師も1回あります。20代後半でセミナー講師をやらせていただくのは、僭越だと思いましたが、ともかくNRIにはそういう機会が非常に整っていると強く感じています。はじめて論文を一人で書いたのは2年目でした。共著で大勢の名前がある中の最後に載るのではなく、一番に名前が載る意味合いというのはとても大きいと考えています。若手のうちからここに載ると、社外からのお問い合わせをいただく回数が多くなり、扱うプロジェクトの数も多くなります。お客様からご相談される機会も多くなるので、専門家としてプロジェクトの組成・営業から遂行まで若手から主体的にできる機会につながっています。実際にそのようなことは私も多く経験しました。 若いうちから得難い経験をもらっていると思いますし、専門家として様々なお客様と色々な課題に関わることができて、日本の各所の社会課題や民間企業の課題を把握して解決に結びつけることを川上から川下まで行えています。これは、NRIならではと思います。 他のファームだと、若手でプロジェクトリーダーや、対外発信をここまでメインメンバーとしてできる機会はそこまでないと思うので、私にとっては素晴らしい経験だと考えています。
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若手から専門家・対外発信・プロフェッショナルとして活躍できる機会の多さ